頭皮が硬い人はハゲやすいという話を聞いたことはありませんか。
頭皮の硬さは健康状態のひとつのバロメーターになります。そして薄毛・抜け毛とも深い関係にあるのは本当のことです。
はたして、自分の頭皮が硬いのか?柔らかいのか?その判断基準はあまり知られていません。
今回は、頭皮が硬いとはどのような状態なのか、頭皮が硬くなる原因や薄毛との関係について、また自分でできる頭皮チェックや改善方法について詳しくお話します。
頭皮の硬さと薄毛の関係
まず言えることは、頭皮が硬い=血行不良であるということです。
本来、健康な頭皮は柔らかく、頭皮に張り巡らされた毛細血管の中を血液がスムーズに循環しています。
頭皮が硬いということは、血液の流れが滞っている証拠。
それはすなわち、本来血液に乗って、全身に届けられるはずの栄養や酸素が、頭皮に届けられていないということになります。
その結果、毛髪の成長に影響が及んでしまい、抜け毛・薄毛を誘発する原因となってしまうのです。
さらに血行不良に陥ると、疲労物質などの排出もうまくされないようになり、頭痛や肩こりを引き起こすリスクを高めます。
頭皮を硬くさせる要因
頭皮の元々の柔らかさの個人差はさておき、本来の柔らかさを失って硬くなってしまう要因のひとつとして「身体の冷え」からくる血行不良があります。
冬の寒さによる冷えはもちろんのこと、夏場の冷房や冷たい食べ物ばかりの摂取による冷えも血液の循環を悪化させます。
頭皮を柔らかく保つためには、年間を通して「身体の冷え」を避ける努力が必要と言えるでしょう。
もうひとつ、血行不良を引き起こす大きな要因は「運動不足」です。
筋肉をあまり使わない生活や、ディスクワークなどで長時間同じ姿勢で動かない生活は血行不良を引き起こします。
他にも、ストレスが多い環境、バランスの悪い食生活、睡眠不足なども血行不良の要因となり、頭皮を硬くさせることに。
頭皮の硬さをセルフチェック
頭皮はセルフチェックで、硬いのか柔らかいかを判断することができます。
両方の手のひらをひろげ、指を使いながら頭皮全体をつかむように押さえ込みます。そのまま。円を描くように指を動かしてみましょう。
頭皮が指と一緒に動くのを感じることができる人は「柔らかい」と判断できます。
逆に、指を動かしても頭皮が動くようすがない人、また痛みを感じるような人は頭皮が「硬い」可能性が高いです。
セルフチェックはあくまで目安なので、正確な判断をしたい場合は専門のクリニックで頭皮チェックを受けてみましょう。
頭皮のマッサージで柔らかさを取り戻す
硬くなってしまった頭皮をマッサージによってほぐし、ある程度血行をよくすることは可能です。
ポイントは頭皮を傷つけないように爪を立てずに指の腹を使って、心地よいと感じる程度の強さで揉みほぐしましょう。
手順は、首の後ろから頭頂部にかけて、さらにこめかみから頭頂部にかけて、らせんを描くように下から上へと血流を上に流すようなイメージで行います。
最後に額の生え際から頭頂部へ、頭を持ち上げるようなイメージで。それぞれの動きを5回程度、全体にまんべんなく行うのがコツです。
凝りを感じる場所は深呼吸をしながらゆっくり指圧をしてみましょう。
また、血行改善を促すにはマッサージ以外にも、栄養バランスのとれた食事、適度な運動習慣を心がけることが大切です。
本格的な頭皮チェックなら専門クリニックへ
ご自身の頭皮の状態をしっかりと把握したい方は、ぜひ専門医の頭皮チェックを体験してください。
頭皮の硬さ、毛穴の汚れ具合、頭皮の乾燥や炎症の有無など、詳細にチェックできます。
ご自身の頭皮の状態を知って、正しいアプローチをすることで薄毛・抜け毛の治療計画を立てることがとても重要です。
ここでは皆様のお役に立てるような豆知識をお話していきたいと思います
薄毛や抜け毛でお悩みの方、ぜひ専門医のいる当院へご相談ください。
無料カウンセリングでお待ちしております。
記事監修:岡山中央クリニック